――「Web2.0」という名の新しい高速道路ができる?
重要なことは、量が質に転化するかどうか。いま将棋が上達するための情報は莫大な量がある。でも、情報は情報で単に情報でしかない。それ自体に意味はまったくない。でも、情報1個が100個になり、1000個、1万個、10万個になったときに、全然違ったことが起こるのか。ある瞬間に、10年とか15年かけて養っていた判断力が身についてしまうかもしれない。ただ、それは全然、見えていない。
このインタビュー、将棋の世界とWeb2.0が全然関連してない。羽生氏が「ウェブ進化論」の帯びの推薦文(こういうのなんていうの?)を書いたことから、編集サイドが無理やりこじつけようとしているのがミエミエ。インターネットが将棋をさす人たちに与えた影響は語られているけど、それを流行のWeb2.0に関連付けるには無理がある。
この質問も本当にしたのか? 実際の収録時には違うこと聞いていたんじゃないの?
「Web2.0」の革命が、ネットの枠を越え、あらゆる世界を揺るがそうとしている。インターネットの登場、そして、進化により、将棋の世界はどう変わったのか。そして、「Web2.0」の時代に、各界のプロはどうすれば生き残ることができるのか。棋士の羽生善治氏に聞いた。
ITバブルを彷彿とさせるこの前説からしてダメダメ感いっぱい。
「『Web2.0』の時代に、各界のプロはどうすれば生き残ることができるのか。」??? (失笑)
Web2.0なんかに関係なく、各界のプロは各界で頑張っている筈。
対照的に羽生氏が語っていることは極めてまっとう。少なくとも「あちら側・こちら側」とか「情報発電所」みたいな意味不明且つ陳腐な造語を用いたりはしない。ヘンな影響を受けて「将棋界のmash upがどーたら」なんて言い出したりしたらアホなのだが、そんなことは一切ない。
何がきっかけで推薦文なんか書く羽目になっちゃったのか知らないが、羽生氏が「ウェブ進化論」を興味深いと思ったのであればそれはそれで構わないし、そして安易に感化されることなく自分の立ち位置を見失わない点に信用がおける。