この前、公募価格が公開前増資の値段を下回る形でIPOを行っていた会社に関する日経の報道について触れたが、既に2月の時点でそれについて書かれていたエントリがあったようだ。そして、それに関連する形で「Pre-IPO」の「投資戦略」について書かれた別エントリがあったので読んだんだが(Pre-IPOの定義は「1年以外に上場することが見えている時点での投資」だそうだ)、激しく頭が混乱するような記述がそこかしこに見られたので記しておく。

上場時の公募価格以下で投資を行うこと。 

Pre-IPO投資の投資戦略 – 小林雅のBlog via 六本木系CFOの「自由奔放に生きよう!」ブログ

当たり前じゃないかwwww  IPOをExitの最有力手段として考えているならあまりにも当たり前のことだ。ましてや、ここで述べられているのは「Pre-IPO」段階での投資であるのだから尚更だ。VCによっては公開しても直ぐには売らないという姿勢のところもあるかも知れないが、未上場投資においては、まずはこれが基本的な線であって、わざわざ書くほどのことではない。問題は、公開直前まで公募価格が幾らになるかなんて分からないし、あたりまえだけど、VCがそれに関与することも出来ないってことなのよ。ご本人も「この投資戦略の課題は、投資した時点の株価 と IPO時の公募価格の差を読むのが難しいこと」と書かれているが、それではどのように評価すべきについて独自のアイデアを披露している訳でもない。従ってここには何も書かれていない。

基準期での第三者割当増資で引き受けた株式は会社法で上場後 180日間の株式譲渡は制限されます。 

Pre-IPO投資の投資戦略 – 小林雅のBlog via 六本木系CFOの「自由奔放に生きよう!」ブログ

会社法のどこにそんなことが書いてあるんだよwwwwww 第何条第何項なの??? これは取引所が決めた上場前規制(例えば東証なら「上場前の公募又は売出しに関する規則」だとか)の話であって、会社法にそんなこと書いてあるわけないだろwwwww エントリの冒頭に「ベンチャーキャピタル業務に従事している方など背専門的に投資を行っている人 を対象としています」なんて書いて、如何にもプロがプロに向けて書く高度な話であるかのように装っているが、自分が素人丸出しでは世話がない。

一番としてはいかに「割安」で株式譲渡で買い取ることができるかがポイントだ。割安とは、公募価格に対して20-50%のディスカントしたくらいの株価のイメージと考えたほうがよい。 

Pre-IPO投資の投資戦略 – 小林雅のBlog via 六本木系CFOの「自由奔放に生きよう!」ブログ

さっき、公募価格を読むのが難しいと書いたばかりなのに、どうやってディスカウントさせようってんだかwww

時価総額の絶対値としてしっかり見るという点と、PERの低さがポイントだ。 

Pre-IPO投資の投資戦略 – 小林雅のBlog via 六本木系CFOの「自由奔放に生きよう!」ブログ

「時価総額の絶対値としてしっかり見る」って、何を? そもそも「時価総額の絶対値」というのがさっぱり分からない。時価総額なんてそのときの株価に発行済株式数を掛けただけのものなんだから、上場して毎日ころころ株価が変わるようになれば、それに合わせて変化してしまう。そりゃ、1日2日では大した変化はないけど、絶対値というのもまた変だ。未上場の段階で言っているのであれば、それは結局pricingの話に過ぎないではないか。

割安というのは20-50%ディスカウントといったような数字のイメージを持つことが重要だ。IPOするから投資するというのは間違いだ。 業績の予想の仕方 や 公募時の株価の予想など、計算式をつくり判断するといった作業が重要になる。公募価格から初値は50-100%アップのイメージだ。どの程度の売買ができるかとか、

Pre-IPO投資の投資戦略 – 小林雅のBlog via 六本木系CFOの「自由奔放に生きよう!」ブログ

「20-50%ディスカウント」して「公募価格から初値は50-100%アップ」ってことは、最大限、400%のアップを見込んでいるということですね?最近は公募割れが増えてきて悩んでいるというのに、この人の頭の中はまさにIPOバブル。それでいて「IPOするから投資するというのは間違い」って言われても、全然説得力ねえべさwww  なんか文章は途中で終わっちゃってるし、「てにをは」がおかしいところが各所に見られるし、酔っ払ってエントリを書き飛ばしているようにしか見えないんだけど??

広告