よく分かんないんだけど、「淡い恋」みたいな感じがよく表現されていて面白かったw
その頃、僕は疲れていた。生まれてこの方まともに文章なんて書いたことの無かった夜から晩までゲームをやり続けていただけの人間が、どこをどう間違えたのかブロガーになってしまい、毎日ブログを書いていた。その慣れない生活に、僕は疲れきっていた。
足跡依存症から抜け出した僕は、一生mixiなんてしないと堅く心に誓ったのでした。[mixiで始める素敵ライフ] – 真性引き篭もり
「夜から晩までゲームをやり続けていた」
ふむふむ。朝から晩までは何を? 働いてたのかな? 「真性引き篭もり」だからそれはない?
起きて、書いて、寝る。その単調な生活に、僕はわけのわからないままで、頭のてっぺんまでどっぷりと、完全に漬かってしまっていた。
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すげえ。起きている間はずっとblogを書いていたのか。すげえ。
彼女のブログを始めて読んだ夜の事は、今でも鮮明に覚えている。なんてことのない普通のブログだった。ありふれたダイアリーだった。けれどもそれは、どうしてか、強く僕の心を捉えて放さなかった。彼女はとても弱かったけれど、とても強い文章を書いていた。完全にやられてしまった。
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「とても強い文章を書いていた」「彼女は」、なにが「とても弱かった」の?
それまで毎日のようにアクセスして読んでいたブログやウェブサイトが途端につまらないもののように思えた。ゲームとか、インターネットとか、そういうものがどうでもよくなってしまうくらいに、彼女は飛びぬけて美しかった。
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恋をすれば、それが他事を越えて最上位に来ちゃうよね。
「彼女は飛びぬけて美しかった」というストレートな表現がいい。直前のパラグラフ内の「彼女の繋ぐ言葉の美しさと、濁りの無い透明な輝き」なんていう、下手をするとこの上もなく陳腐になってしまうセリフも、ここでは素直に読めるw
ブログを書き始めさえすれば、彼女と同じブロガーになれるのだという思いが芽生え、僕の心を覆っていった。そして僕はブログを書き始めた。ブログを書いたくらいで彼女に近づけるわけじゃないと気が付いたのは、それから随分後のことだった。彼女には才能があった。僕にはそんなものまるで無かった。書けば書く程に醜さばかりが浮き上がり、その自らの醜さが、いっそう彼女の美しさを引き立てて行った。
足跡依存症から抜け出した僕は、一生mixiなんてしないと堅く心に誓ったのでした。[mixiで始める素敵ライフ] – 真性引き篭もり
「自らの醜さ」ってなに?
「彼女には才能があった。僕にはそんなものまるで無かった。」という箇所から、これを文才だと仮定すると、文章が拙いとか内容が大したものではなかったってこと?
僕がブログを書く度に、ただ美しい彼女と、ただ醜く無能なだけの僕との距離は離れていった。辛くて、寂しくて、頼れるものもなく、飽きずに毎晩呆然と、くだらないブログを書きながら、素晴らしい彼女のブログを読み続けるだけの日々が続いた。僕は孤独だった。
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いや、「距離が離れる」もなにも、そもそも未だ近づいてませんからw
そんなある日のことだった。
僕が彼女の足跡を見つけたのは。
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と、思いきや、おおーっとぉ!
彼女の方から近づいてきていたのではありませんか!!
そんな頃、彼女のブログが変わり始めた。更新頻度が少し落ち、言葉の量は日に日に減った。彼女はmixiをやっていた。彼女は時々mixiの話をブログに書いて、ちょっとした馴れ合いに浸かり始めた。
足跡依存症から抜け出した僕は、一生mixiなんてしないと堅く心に誓ったのでした。[mixiで始める素敵ライフ] – 真性引き篭もり
「馴れ合い」ってなに?
彼女の、mixiにおける活動内容を指しているの?
ある日新着のRSSに「結婚式に呼ばれた」とあった。相手は大学時代の友人で、おめでた婚だと書いていた。僕はそのままその足で、trackfeedを取り外した。更新意欲を完全に無くした。そして、僕は、書くのを止めた。正確に言うと、書けなくなった。
足跡依存症から抜け出した僕は、一生mixiなんてしないと堅く心に誓ったのでした。[mixiで始める素敵ライフ] – 真性引き篭もり
なんでやねん。
「結婚式に呼ばれた」んだろ? 彼女が結婚した訳じゃないんだろ?
彼女には仕事があって、友だちがいて、夢があって、とても誠実に生きていて、ブログを毎日書いていても、それはただの暇つぶして、本当はブログなんてどうでもよかったのだ。そんな彼女が僕のブログを読まなくなるのは当然の事だった。何故なら彼女とは対照的に、僕には仕事なんてなくて、友達も居なくて、夢もなくて、不誠実に彼女の足跡に依存してブログを書いては寝るだけの生活を送りつづけていた。彼女は美しく、僕は醜かった。彼女には幸せになる資格があり、僕にはその資格が無かった。彼女は幸せになり、僕は行宛も無く彷徨った後で、また、再び、ブロガーになった。
足跡依存症から抜け出した僕は、一生mixiなんてしないと堅く心に誓ったのでした。[mixiで始める素敵ライフ] – 真性引き篭もり
いや、彼女にとって「ブログなんてどうでもよかった」のなら、「僕のブログ」も含めて他のblogも読まなくなるであろうから、そんなにまで自分を卑下する必要はないぞw
やたらに自らを「醜い」と言っていたのは、「真性引き篭もり」であることを指していたのか。
それが「醜い」ひとなのかどうか、オレにはよく分からんが、しかし,あなたも十分「幸せ」だぞ。働きもせず一日中blog書いているだけで済むなんて羨ましすぎるぞ、おい。大抵の人は食っていけないから働いているのであって(それだけではないが)、得意先の嫌な奴にもペコペコと頭を下げたり、嫌いな上司に愛想笑いを浮かべてみたりしてるんだぞ。
メッセージ:冗談か本気かわかりませんが、「誰も僕をmixiに招待してくれない」とブログに書かれていたので、招待してみました。何かに利用できると思ったらお使いください。
メールが来ていた。
彼女からだった。
ゴミ箱に放り込んだ。
完全に削除した。
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なんで、せっかく招待してもらったのに捨てちゃうんだよ!!
mixiやればいいじゃねーか! 勿論ストーカー行為はよくないが、そんなことは十分に分かっておられるようだから、礼儀正しくお友達から始めればいいじゃないか。チャンスがあれば告白のひとつもしてみればいいじゃないか。振られたら大人しく引き下がればいいじゃないか。
一生mixiなんてしない。
ブロガーだから。
好きだから。
足跡依存症から抜け出した僕は、一生mixiなんてしないと堅く心に誓ったのでした。[mixiで始める素敵ライフ] – 真性引き篭もり
この辺りの一人芝居性向が「真性引き篭もり」の原因ではないかと。
いや、決して非難しているわけじゃないよ? 自分だって当事者ともなれば同じようなことしてしまうかもしれないし。諸事情を考慮した上での冷静な判断であったのならそれでいい。つーか、あまり冷静とは思えないけど、別に冷静な判断なんかじゃなくても構わないかw
ただ、こうやってblogにエントリとして公開された(実話かフィクションかも判らない)文章を他人の目から見ると、結婚式に呼ばれたのを結婚したと勘違いして、勝手に恋を終わらせたという結論になるというだけの話w
そんでも、結構、読ませる文章だったぜいw GJ!
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